15日、16日と福島県南相馬市立太田小学校、相馬市立磯部小学校、
富岡小学校(第一・第二)と、松川第一仮設住宅で切り絵の
ワークショップを、行って来ました。
福島駅から車で南相馬に移動途中、全村避難の飯舘村を通った。
心が痛む。
3校の児童達(2年生から6年生)全員一生懸命に切り絵制作を
頑張って作り上げた。中には、3点も作り上げる子もいた。
先生方は、おしゃべりも少なくこんなに集中している姿を
見るのは震災前も以後も初めてだと言われていた。
児童達も楽しくて面白い、もっとしたいと言っていた。
大田小学校では、給食を一緒に頂いた。量が多い目に入れて
くれた子供達の気遣いが嬉しかった。
相馬市立磯部小学校では、仮設住宅から通学する30人の児童が
スクールバスを利用している。
富岡小学校(第一・第二)は、三春の工業団地内の建物を仮校舎として
利用している。
震災後、子供達の生活環境が大きく変わったにも関わらず笑顔を
見せながら頑張っている。
最後に行った松川第一仮設住宅は、111世帯208人(平均70才)が住んでいる。
その内、48世帯が70歳以上の独居生活。
我々が昼過ぎに集会所に着くと、おにぎりと豚汁で、もてなして頂いた。
とても美味しかった。
昼食後、切り絵のワークショップを開催した。
楽しくて面白い、こんなに集中して物作りをしたことが無いと
参加者全員が言ってくれた。出来上がった切り絵をお互いに見せながら批評に
笑い声が・・・・多くの方々が励ましに来てくれるが
自分達が参加して真剣に物を作ることは少ない。
是非、切り絵クラブを作りたいという声もあり、僕は微力ながら
お手伝い出来ればと思う。
それにしても切り絵の魔力は、万国共通だとしみじみ思った。
今回は、人形劇を主宰しているYorie Akibaさんも人形を持っての参加で
子供達も大いに喜んでくれた。
福島駅に戻る前に、知り合いの農家に立ち寄りリンゴの畑で育て方の
話や現状などを聞いて駅に向かった。