夜、島の人達との打ち合わせを兼ねた懇親会があった。
三島村で取れたカライモで作った芋焼酎「みしま村」(強い香りとまろやか)で
酌み交わしていると漁師の方がカンパチの刺身を持って来てくれた。
大名タケノコの天ぷらに加えての舌鼓。
酔いもまわろうというものだ(笑)
漁師の方に明朝、漁船で海上から島を見せてもらうお願いをした。
話や笑い声が、島にしては遅い時間まで続いた。
翌朝、5時半起床。漁船に乗る7時半までに時間がある。
雨も上がり改めて俊寛の取材をする島巡りをした。
途中、驚きの歴史ロマンに遭遇!
壇ノ浦で平家と源氏の戦いで平家は敗れ、
8歳の安徳天皇は、祖母・平時子に抱かれ入水して、崩御したと言うのが説である。
山口県下関に安徳天皇を祀っている赤間神宮がある。
ところが、硫黄島へ逃げ落ちて島で66年の生涯を送ったと言うのだ。
しかも、現在まで家系が継がれていると言う。
全国各地に平家落人の伝説が残るが、安徳天皇と臣下の墓が
大切に島の人達に祀られている。
それにしても、平家に島流しにされた俊寛。
後に、源氏に敗れて逃げ落ちた安徳天皇。
双方とも、同じ島であることに源平絵巻最終章というか
僕は、まぎれもない史実に思えて仕方ない。