先週、今年最後の個展を岡山で終えて東京に戻った。
留守をしていたので締め切り含めて、やらなければならないことが山のようにある。
そんな時だからこそ、少しの時間を見つけて秋を感じたい。
秋の味覚。松茸・栗・柿・鮭・秋刀魚。言い出すと切りがないほどある。
それぞれに料理の仕方によって楽しめる。
今年も、あれこれと、買い求めたり、知人からの贈り物でスケッチに料理と
秋を堪能している。
先日、丹波の栗を頂いた。
イガが、ついているではないか!僕が作品にするのではと送り主の心遣いだろう。
スケッチしながら思うのだが、向きを変えるのに触るにしても 持つにしても
イガから実を出すにしてもチクリとトゲが・・・・慎重にしないと偉い目にあう。
いつも、この類を食べ物として見つけた先人は、えらいと思う。
昼下がりの遅い午後。粗方描き上げた後、料理する。
「茹で栗」、皮をむき「栗ご飯」など仕込み、庭では七厘で皮に傷をつけてから焼き栗だ。
こんがりと焼けぐあいを見ながらスケッチブックに描いた栗にイメージを膨らます。